ダンスフェスティバル

e0040591_16273178.jpg毎年年末から1月末にかけてマハーバリプラムで催されるダンスフェスティバルを見に行った。

午後6時、アルジュナの苦行と呼ばれるレリーフの前に設けられた会場へ向かう。本日踊られるのは、4000年の歴史を持つインド4大古典舞踏の中でも最古の歴史を誇るバラタナーティヤムという踊り。ここタミルナードゥ州を発祥地とし、太鼓・笛・バイオリン・ベルによる音楽と歌に合わせ、主に一人の女性によって踊られる。

両足首にたくさんの鈴をつけた踊り子は、まず舞台端に置かれた踊るシヴァ像に祈りをささげ、それからゆっくりと踊り始めた。


e0040591_16274311.jpgひざを曲げ、腰を落とし、両足で床を踏み鳴らすようにしてリズムを取り、舞台上をダイナミックに飛び回ったかと思えば、手話で何かを語りかけるようになめらかに踊る。
”ムードラ”と呼ばれるこの手指の動きが、この舞踏においてとても重要なものらしい。また、身体の動きに合わせて、表情も逐一変化する。目をぎょろっと見開き、喜怒哀楽を表情で表現する。同じヒンドゥー文化を持つインドネシアのバリ島で見たレゴンダンスと、目の使い方がよく似ている。

今は廃止されたカースト制度において、踊り子は祭祀を司る最高位のバラモンに属していたそうだ。というのも、インドにおいて舞踏は楽しみにためではなく、神との交流の手段のひとつであったためらしい。
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by tomokoy77 | 2007-01-07 16:26 | India  

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