最初の客

e0040591_2052481.jpg増えてしまったお土産やあれやこれ。まとめて日本に送るため、中央郵便局へ行った。

インドの国際小包は、基本的にダンボールなどに入れて梱包した後、白い布で包んで縫ってもらい、縫い目を蜜蝋で封をしてもらわなければならない。郵便局がそう決めている。よほど局員が信用できないらしい。

ダンボールを抱えて郵便局内をうろうろしていると(大体どこの郵便局でも、あっちで中身のチェックを受けろ、あっちで用紙に記入しろと、いくつもの窓口をたらい回しにされる)、白い布を持ったおじさんが近づいてきて、口々に「俺に任せろ。30Rsでいい」と声をかけてくる。

一番安くしてくれたおじさんに付いていく。手馴れた様子で白い布を裂き、ダンボールをくるんで縫い始める。「お前は俺の今日最初の客だ。最初の客は大事なんだ。だからお前には良心的な値段で提供するんだ」とおじさんは言う。インドでよく聞く言葉だ。商売上の口上に過ぎないかもしれないが、とにかく最初の客だからという理由でまけてくれる人は多い。
時刻はすでに12時前。こんな時間にようやく一人目の客を捕まえているようじゃなあ・・・とおじさんの仕事振りを眺め、タバコ1本をチップ代わりに渡して、郵便局へと戻った。
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by tomokoy77 | 2007-01-23 20:51 | India  

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