西ベンガル州北部及びシッキム州の10日間

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コルカタから列車に乗って北に向かう。途中の駅で、世界遺産に登録されているトイトレインという、その名の通りおもちゃのように小さな登山列車に乗り換えて、最初に目指したのはダージリン。紅茶の産地で有名な街だ。

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目的は、第一に山を見ること。ダージリンのずっと北、チベットとの国境あたりに、カンチェンジュンガという世界で3番目に高い山がある。
しかし、連日の曇り。のみならず、霧に雨。日照時間はゼロに等しく、洗濯物は3日干しても乾かない。なにより、寒すぎる。山もほとんど見えず、寒さに震え、雨に降り込められ・・・。

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ダージリンの町外れに、ヒマラヤ登山学校という、登山家を育成するための学校がある。初代校長は、テンジン・ノルゲイ。エベレストに初登頂したシェルパだ。
学校併設の博物館には、ノルゲイがエベレスト登頂時に使用した装備が飾られていた。こんな装備で登ったのか!?驚くほど粗末なものばかり。
博物館の一角には、田部井淳子さんのサイン入りパネルがあった。エベレスト女性初の登頂者だ。他にも歴代の登山家たち。大半が山で命を落としている。

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ダージリンを後にして、さらに北へ、シッキム州のぺリンへ向かった。40軒のホテルと、数軒の雑貨屋から成る、山を見るためだけに存在するような村。
そこに4泊した。結局、一度も山を見ることができなかった。連日濃い霧が出て、ただ寒さに震えるばかり。それでも、シーズンオフの村は静かでのんびりしたいいところだった。ここまで来ると、いわゆるインド人の姿はかなり少なくなり、代わりにネパール人やチベット人の姿が目立つ。チベット人の容姿は日本人にとても似ているから、時々日本の田舎に来たような錯覚を覚えることがある。

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インドといえばとにかくカレーばかり食べているイメージがあって、それはあながち間違ってもいないのだが、このあたりではチベット料理もよく目にする。トゥクパといううどんに似たものや、モモという蒸し餃子はどこでも食べられる。香辛料に疲れた胃にはありがたい。
ぺリンを後にして、シッキム州の州都ガントクヘ向かった。そして、10日ぶりに、雲の隙間からわずかにのぞく青空を見た。夜には星も出た。明日はきっと晴れると信じて、朝6時、寒さに耐えて、ホテルの屋上へ出た。

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さえぎるものの何もない北の空に、カンチェンジュンガが、朝日を受けて赤く染まりはじめていた。願って願ってようやく目にしたその姿は、本当に神々しかった。
(ところで、豊川のおばちゃんはブログを見ているだろうか?おばちゃーん、シッキムは蘭で有名らしいね。日本にはもって帰れないけど、きれいな蘭がたくさんあったよ。花祭りもあるみたい。いつかおじちゃんと来てはどうですか?)
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by tomokoy77 | 2007-02-10 23:54 | India  

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