カテゴリ:Brazil( 19 )

 

車窓

e0040591_21364929.jpgさっきから、君は車窓の景色に夢中。

わたしが君くらいの年の頃も、電車に乗るたび座席に膝ついて、ずっと窓の外を見ていた気がする。

そういえば旅の始まりの頃もそうだった。移動中のバスの窓を横切っていく知らない町や人を、飽きることなく眺めていた。

今は違う。バスの中ではひたすら眠って過ごすことにしている。いったいいつから、わたしは車窓の景色を見なくなったのだろう。


e0040591_2137147.jpg君を見習って、今日は久しぶりにバスの外を眺めて過ごしてみた。

赤土の一本道がまっすぐにのびる小さな村や、バイクに3人乗りして走っていく家族、たかーい椰子の木がにょきにょき生えている森を見たりした。

いつの間にか、車窓の景色に釘付けになっていた。
旅を始めた頃のように。

なんだか今日は楽しい移動になった。
ありがとう。君のおかげ。
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by tomokoy77 | 2006-03-07 16:36 | Brazil  

ボニート

ブラジル。パンタナール湿原の中にあるボニートという町に着いた。

”ボニート”はポルトガル語で”美しい”という意味だ。
町自体は小ぢんまりとしていて特に美しいということもないが、周辺には町の名前通りの美しい場所がたくさんある。

e0040591_21445137.jpg朝7時半。早起きして赤土むき出しの未舗装路をレンタバイクでまず向かったのは、 Gurto do Lago Azul、青の地底湖だ。
森の中に鍾乳洞があり、その奥に青い地底湖があるという。

入り口でヘルメットを渡され、ガイドや他の観光客と友に洞窟を目指す。気分はまさに”かわぐちひろし探検隊”。


e0040591_2145473.jpg蚊に刺されつつ、ひろし一向は洞窟を目指して進む。探検気分が盛り上がってきた。
・・・と思ったのもつかの間、あっという間に洞窟に着いてしまった。ちょっとがっかり。

洞窟の中は長く垂れた鍾乳石だらけ。そして入り口から100mほど下ったところに、青い湖が見えた。入り口から差し込むわずかな光を受けて、それは青く透き通っていた。


e0040591_21452346.jpgと、ガイドが湖面を指差して何か言う。
しかしポルトガル語。何を説明されても、さっきからまったく理解できない。
同行していたパラグアイ人観光客の女性がスペイン語に訳してくれ、それを何度も聞きなおし、ようやくガイドの言っていることが分かった。

湖面に伸びた光が、L.A.の形になっている。
Lago Azul (青い湖)の略語が映し出されているとガイドは言っていたのだ。なんとも不思議な現象。


e0040591_2145349.jpg午後はスクリ川へ向かった。
湧き水を水源とするこの川は抜群の透明度を持ち、シュノーケルをつけてこの川を流れながら水中世界を見るという体験ができるのだ。

残念ながら写真はないが、川底まで完全に見渡せる川の透明度はすごかった。体長40cmほど、腹に入ったオレンジの横帯が美しいピラプタンといった魚もすぐ間近に見られるし、ライフジャケットをつけて浮かびながら川を流されていくという体験も、海でのダイビングとは一味違って面白い。
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by tomokoy77 | 2006-03-05 09:40 | Brazil  

BOM!

e0040591_21355582.jpgブラジル南部、2度目のカンポグランジ。
写真は以前この街に泊まったときに撮ったもの。

日曜でほとんどの店がシャッターを下ろしていた中営業していた小さな食堂に入ると、この日は食堂のお父さんの誕生日で、注文した料理のほかに、酒やケーキなどをご馳走してもらった。

ポルトガル語で、 
「オイ!」は「やあ!」、「ボン!」は「いいね!」の意。
挨拶と一緒に親指立てるのがブラジル流みたいだ。


e0040591_2136620.jpgブラジルに入って最初に泊まったこの街での印象は、
ブラジル人ってとにかく明るい!ということ。

スペイン語にそっくりだから楽だよと言われてきたブラジルで話されるポルトガル語は、いざ来てみると実はほとんど聞き取れず、初めはずいぶん困った。

でも大丈夫。ここはブラジル。

親指立てて笑顔で「ボン!」
そうすれば、大抵のことは何とかなっちゃうもの。
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by tomokoy77 | 2006-03-04 10:30 | Brazil  

栗ご飯

サンパウロの東洋人街で栗を見つけた。1ネット5へアル(約300円)。

e0040591_2139519.jpg皮を剥くのが大変だからと躊躇しつつも、栗ご飯食べたさに結局購入。リオから一緒の料理人Tくんに手伝ってもらって「親指が痛い」と言いながら皮を剥き、1kgの米と一緒に鍋2つに分けて炊いたそれは、最高に美味しかった!昨日サンパウロの和菓子屋で桜餅を食べたばかりなのに、春から一気に季節を飛び越えて、今日のこの秋味。なんだか贅沢だ。

食べきれなかった分はおにぎりにして、次の街へ向かう長距離バスのお供に持っていく。いつものバス移動も、こんなものがカバンに入っているとなんだか遠足気分でわくわくするから不思議だ。
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by tomokoy77 | 2006-03-03 21:37 | Brazil  

東洋人街

e0040591_2127115.jpgブラジル、サンパウロ。
地下鉄リベルタージ駅周辺は南米一の東洋人街。

朱塗りの柱で支えられた提灯形の街頭が並び、大鳥居が道をまたぐこの街の様子は、浅草・仲見世のようだ。



e0040591_21271494.jpg大通りのみならず、そこから枝分かれした小さな路地に至るまで、日系スーパー、中華料理店、韓国食材店などが軒を連ね、日系スーパーのひとつに入ると、ここで手に入らないものは何もないかと思われるほど、日本のお菓子から調味料、ブラジル産の豆腐までが並んでいる。

スーパーの中にはお惣菜やお弁当もあり、夕方6時を過ぎるとそれらが一斉に値下げされるところもまるで日本みたいだ。


e0040591_21274197.jpgこの地区には日本の名前がついた場所も多い。

例えばこの大阪橋。
大阪橋という橋が日本にもあるのかどうか分からないが、この近くにもうひとつお茶の水橋というのがあり、行って見るとそれは本物のお茶の水橋にそっくりで、お茶の水に4年近く住んだわたしにはとても懐かしかった。


e0040591_21275254.jpgリベルタージ駅近くのマクドナルドは、日本家屋をイメージしたような外観。
目に飛び込んでくる漢字・ひらがな、耳に飛び込んでくる滑らかな日本語に、ここは日本かと錯覚したのもつかの間、リベルタージ駅をを越えてセ駅に近づくと、そこには巨大な教会が建ち、椰子の木の並木道が続き、ありとあらゆる人種が入り混じって歩いている。

やっぱりここはブラジルだ。

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by tomokoy77 | 2006-03-02 12:25 | Brazil  

マラカナン

e0040591_4435698.jpgブラジル、リオデジャネイロ。
世界一の観客収容人数(11万人)を誇るサッカースタジアム、マラカナンに行った。サッカースタジアムは、国立競技場と味の素スタジアム(埼玉の。今もそう呼ぶ?)くらいにしか行ったことがないからよく分からないけど、このスタジアムはたしかに大きい気がする。

この日、夜7時から続けて2試合が行われた。入場料は、一般15へアル(約900円)、学生5へアル(約300円)。物価高のブラジルにあって、これは安い。
平日のためかずいぶん観客が少ないように見えたが、もしかすると巨大すぎるスタジアムのせいでただそう見えるだけなのかもしれない。

e0040591_44468.jpg試合はなんだかパッとしなかった。どのチームもミスが多すぎる。けれど、ブラジル人サポーターは温かい。自分の応援するチームの選手がどれほどひどいミスをしても、野次を飛ばすことがない。そして、客席には白髪の老人がやたらと多かった。テレビ中継もあるだろうに、わざわざ会場へ来て、孫を励ますように声を張り上げるその姿が、とても印象的だった。
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by tomokoy77 | 2006-03-01 19:41 | Brazil  

コルコバード

e0040591_53010.jpgリオデジャネイロの観光名所といえばここ、コルコバードの丘。標高710mの山の上に、両腕を広げたキリスト像がリオの街を見下ろすように建っている。

このキリスト像、高さは30m、両手の長さは28mあるという。

山頂からの眺めを期待して登山列車に乗る。が、列車を降りると、あたりは濃い霧に覆われていて、街並みどころか、下から見上げるキリストの顔さえ見えない。


e0040591_534877.jpgカフェテリアでくたびれたホットドッグを食べて待ち、霧晴れず、人の頭しか見えない展望台を一周して、霧晴れず、諦めて帰ろうとしたとき、眼下の霧に切れ間が現れて、眼下にリオの街並みが広がった。

「God !」 と歓声が上がる。


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by tomokoy77 | 2006-02-28 05:04 | Brazil  

イパネマ海岸

e0040591_545261.jpg日が落ちて、海は青みがかった灰色になった。

波が、高く高く打ち寄せる。
次から次へと打ち寄せる。

はやく上がらないとさらわれちゃうよ。
だってほら、海の色がどんどん変わってく。
黒い海になってからじゃもう遅い。
月が出てからじゃもう遅い。

はやく家に帰らなきゃ。
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by tomokoy77 | 2006-02-27 19:04 | Brazil  

リオのカーニバル

e0040591_4572128.jpgこの時期、南米各地で開かれるカーニバルの中でも最も有名なのは、やっぱりブラジル、リオデジャネイロのカーニバル。

億単位の資金を投じて作られた山車と、華やかな衣装、1チームあたり数千人の踊り子が会場を練り歩くカーニバルは2リーグからなる競技形式で行われ、一部リーグでは2日間で14チームが優勝と一部残留をかけて競う。


e0040591_4573651.jpg「ラテンアメリカ」「アマゾン」など、各チームは予めその年のテーマを決めており、山車や衣装など全てはそのテーマに基づいて作られている。

音楽はもちろんサンバ!
チームは毎年テーマ曲を新しく作成し、その曲をエンドレスで演奏・熱唱しながら進んでいく。

カーニバルには有名人もたくさん参加している。
女優、モデル、歌手、サッカー選手。
踊り終えた彼等が観客席の前を通るたび、周囲から黄色い悲鳴があがる。


e0040591_554383.jpg夜9時から始まったカーニバルは、雨が降っても続いていた。10時過ぎに会場近くへ辿り着いたわたしたちは、大雨のため中に入れず、しばらく近くの食堂で時間を潰していた。

相変わらず、ポルトガル語は全く理解できない。食事の注文すらできずに困っていると、きれいなブラジル人女性がやってきて日本語を話し出したので驚いた。
彼女は15年前まで大阪に住んでいたそうだ。今はブラジルの航空会社でフライトアテンダントとして働いているという。

15年のブランクを越えて、彼女の日本語は滑らかだった。そして「また日本に行きたい」と何度も言った。日系の航空会社で働くことが夢だった彼女は、先日JALの入社試験を受けたが採用されなかったと言う。


e0040591_51474.jpg「もう39歳だから、歳がね、ダメだったのかな。夢は叶わなかった。けど、いいの。生きてればね、またいつかチャンスもあるでしょう」と、彼女は真っ白な歯を見せて笑いながら言った。
雨が上がり、彼女と別れ、深夜0時過ぎようやく会場に入った。

会場の外にまで響く打楽器のリズムが心地いい。客席では、まだ隊の先頭も見えないうちから観客が立ち上がり、歌い、踊る。サンバ。そしてカーニバルがやってきた。目に飛び込んでくる、前進する原色の集合体。

隊の全員が会場を抜けるまでには、1チームあたりおよそ1時間半弱かかる。本日の最終チーム、4年連続の優勝を賭けて戦うヴィジャ・フロウが踊りを終えたのは、空がすっかり明るくなった翌朝8時過ぎだった。
前年まで3年連続優勝しているだけあって、ヴィジャ・フロウは大人気だ。客席にはこのチームのサポーターTシャツを着た人がとても多い。

e0040591_501486.jpg確かに山車は豪華だが、難解な曲とテーマはいまいち観客に届いてこない。

計5チームのパレードが終わり、結局わたしがこの日見た中で一番気に入ったのはヴィラ・イザベルというチームだった。ずいぶん昔に一度優勝したきりのようだったけど、山車も音楽も踊りもずば抜けて良かった。


e0040591_505288.jpgヴィラ・イザベルは歌っていた。 
 Yo soy loco por ti, America.
 私はアメリカに夢中なの。

ラテンアメリカをテーマにしていたこのチームは、中南米のイメージをふんだんに盛り込んだ演出をしていて、メキシコからブラジルまで、10ヶ月間で訪れた19カ国のラテンアメリカ諸国をわたしに思い出させてくれた。

数日後の新聞で、今年のカーニバルはこのヴィラ・イザベルが優勝したと知る。
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by tomokoy77 | 2006-02-26 23:56 | Brazil  

カウントダウン 

e0040591_4494397.jpgリオ!


e0040591_4495429.jpgリオ!


e0040591_4514180.jpgカーニバルが始まるよ!
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by tomokoy77 | 2006-02-26 20:47 | Brazil