カテゴリ:Venezuala( 9 )

 

世界一のアイスクリーム屋

e0040591_4345240.jpgメリダにはアイスクリーム屋が多い。
"犬も歩けばアイスクリーム屋に当たる"状態。
(しかしメリダは標高が高く、
どう考えてもアイスクリームを食べるには寒すぎると思われる。)


e0040591_4352026.jpgメリダの数あるアイスクリーム屋のうちのひとつ
Heraderia Coromoto は、
世界一のフレーバー数でギネスブックに登録された、
まさに世界一のアイスクリーム屋だ。


e0040591_4354068.jpg壁一面を埋め尽くすフレーバーの札には『わたしの赤ちゃん』だの『ロンリープラネット』だの、どんな味なんだか想像もつかない、意味不明なフレーバー名が多い。

これまでに作り出されたフレーバー数は、およそ800種。
そのうちの50種類ほどが店頭に並んでいる。

e0040591_4355432.jpg一風変わったフレーバーだけでなく、バニラやストロベリーといった一般的なものもあり、当然そっちのほうがおいしそうに見えるのだが、それではこのアイスクリーム屋に来た意味がない。もっと、ここでしか食べられない味に挑まなければ。
そこに並ぶのは、
客の好奇心を掻き立てるフレーバーの数々。

『AJO(にんにく)』 『CARNE(牛肉)』 『ATUN(ツナ)』 『TOMATE(トマト)』

・・・迷う!
アイスクリームにするにはあまりにも無理のある素材ばかりだ。
アイスクリームの限界に挑んでいる。これでこそ世界一のアイスクリーム屋だ。
散々迷い、同行のフランス人と選んだ結果食べたものは・・・、

そのいち~。
『TREN DE MEDIA NOCHE(深夜特急)』
深夜特急味ってなんだ?意味不明だ。何の味だか想像もつかん。
映画のあれか?それとも沢木耕太郎か?沢木耕太郎はイギリスの後南米に飛んだのか?
期待に胸躍らせ一口。と、それはなんつーかただの葡萄味で、
「姉ちゃん、これ葡萄の味がするんだけど」と言うと、
「そうよ。それはワインの味よ」とあっさり言われた。
すぐ隣に『VINO(ワイン)』というフレーバーもあり、いったいそれとどう違うというのか。
なんか、しょっぱなからちょっと騙された感が漂う・・・。

気を取り直して、そのに~。
『HAMBURGUESA(ハンバーガー)』
アイスクリーム全体はピンク色で、その中にオレンジ色のつぶつぶが混ざっている。
くそう。これまた食べたらオレンジ味でした、なんてことはないだろうな、
こんどこそハンバーガー味だよな、と、少々疑心暗鬼になりつつ一口。
おええ。ハンバーガーだ。甘くて冷たいハンバーガーだ。
オレンジ色のつぶつぶは、ベーコンチップだ。まずい。とても食えたものじゃない。
期待は裏切られなかったが、あまりにもまず過ぎ、それはそれで、ちょっと悲しい・・・。

ちょっと気持ち悪くなってきたところで、そのさ~ん。
『CERVEZA(ビール)』
ビールだ!この味は紛れもなくビールだ!
ビールの飲めないわたしには向かないが、フランス北部出身の彼にはたまらない様子。
店内には、Vodka や Cuba Libre など、ほかにもリキュール・フレーバーがたくさん。
「酒は好きだけど、甘いもんはいけねえ」ってお父さんにも、
新しい世界を見せてくれること間違いなし。さすが世界一だね。

そして最後に~。
『VIAGRA LA ESPERANZA(バイアグラ)』
e0040591_436780.jpgついに、ドラッグ市場にまで手を出したか。
いくら世界一のアイスクリーム屋とはいえ、こんなことをして大丈夫か?
ベネズエラマフィアに狙われないのか?

味はといえば、小児用風邪シロップ味。
懐かしいねえ。子どものころを思い出すようだ
・・・ていうか、まずいよ。
薬味のアイスクリームなんて無理がある。

世界一のアイスクリーム屋を大いに満喫し宿へ帰る途中。
・・・気持ち悪い。それに頭ががんがんする。
この感じは、あれだ。酔っ払ったときの症状だ。まさか、ワインとビールのフレーバーで?
あの中にどれだけのアルコールが入っていたって言うんだ?くそう。下戸にもほどがある。
それともこれはもしや、・・・バイアグラの副作用か?
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by tomokoy77 | 2005-09-13 14:21 | Venezuala  

マクドナルド Jr.

e0040591_421427.jpgこれはメリダにあるマクドナルドですが、
このハイテンションな人は誰ですか?
マクドナルド氏の子どもですか?

・・・65点。
もうちょっと頑張りましょう。
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by tomokoy77 | 2005-09-12 04:18 | Venezuala  

Tabay の露天風呂

「筋肉痛には、温泉だよね」
「山に行って以来、肌が乾燥して荒れちゃってるしさ」

ってことで、メリダからバスで30分の町にある温泉に行ってきた。

一緒に行ったのは、丁度ピコ・ボリバール登頂から(涼しい顔して)帰ってきたスイス人と、K太郎(もう何度目だろう、君に追いつかれるのは。何なの?君、ストーキングしてるの? Da me , quinientos Bolivares.....)

Tabay の町でバスを降り、温泉に向かう。

e0040591_184730.jpg道中、ワインをラッパ飲みし、
テンションの上がりきったべネズエラ人の一向に出会う。

つーかこの温泉、あろうことか急な山道の先にあるのだ。
筋肉痛を癒しに来たのに、また山に登ってどうする。
くそう。スイス人め。歩くの早いっつーの。

40分後、汗だくになってたどり着いた温泉は、


e0040591_1114895.jpg・・・お盆休みの長島スパーランドかと思った。

混みすぎ。いくら日曜だからって、これは混みすぎ。
ここまで頑張って登ってきて、これかよ。

bueno(良い)って聞いて来たけど、
bueno なのは、周りの山だけじゃん。


山を見に見たんじゃないのっ!温泉に入りに来たのっ!
山が bueno でも、温泉が bueno じゃなきゃ意味ないでしょっっ!

・・・と拗ねたところでどうしようもない。
”山の中の露天風呂”と聞いて”箱根”をイメージした日本人が馬鹿でした。

e0040591_15442.jpgカップルと家族連れが多い点では箱根と同じだ。
どうみてもこれは汚いプールにしか見えないが、
ここまで来たので、とりあえず入ってみる。

湯温は37度とぬるめ最高。
しかし、ここをプールと勘違いした子ども(大人も若干名)が、
水しぶきをあげてはしゃぎまわり、落ち着かないことこの上ない。


が、この温泉には素晴らしいものがあった。源泉の熱を利用したサウナだ。
狭いサウナの室内も、外と同じく芋洗い状態なのだが、
あち~最高~疲れが飛んでいくわ~。 山の後は、やっぱし温泉だねえ。
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by tomokoy77 | 2005-09-11 14:10 | Venezuala  

exprica me

e0040591_743618.jpgLos Nevados まで歩いてからもう3日も経つというのに、
未だ筋肉痛が治らないとは、・・どういうことだっ!

exprica me. 説明してください。

からだ、なまりすぎなだけだよ。きっと。
運動したらいいんだよ。
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by tomokoy77 | 2005-09-10 07:42 | Venezuala  

took's

e0040591_571684.jpg今日もいつもの took's で、
いつものハンバーガー。

馴染みの店ができるころ、
ところでもう何日ここにいるんだっけ!?
と、ようやく考える。
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by tomokoy77 | 2005-09-10 05:06 | Venezuala  

子どもDJ

e0040591_7383477.jpgこの村の人口はどれくらいだろう。
そもそも、山の中に家が点在するこの村の、
いったいどこまでを Los Nevados と呼ぶんだろう。

教会を中心として山の急斜面に家々の集まる中心地は、
端から端まで歩いたって5分ほどだ。


e0040591_7422432.jpg宿の長女ジョアンナ(12歳)が、
午後になり、どこかへ出掛けていった。
弟のジョルディン(9歳)に聞くと、
「ラジオ局へ行った」と言う。

この小さな村にラジオ局?と不思議に思っていると、
ジョルディンがわたしの手を取り
「連れて行ってあげる」と言った。

宿から歩いて2分のその建物には、REDIOと書かれた幕がかかり、
窓から中を覗き込むと、確かにそれは小さなラジオ局だった。

e0040591_7392542.jpgヘッドホンを付けたジョアンナが、
マイクに向かって喋っている。
音楽が流れ始めたところで、
わたしたちを中へ入れてくれた。

ジョアンナは毎週木曜午後の放送を担当しているという。
12歳の女の子にDJを任せるなんて、クールな村だ。
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by tomokoy77 | 2005-09-08 08:36 | Venezuala  

Los Nevados 2

雨は降り続き、仕方なく再びトレッキングシューズに履き替える。
粘土質の道はぬかるみ、すべり、さっきできた水ぶくれが靴の中で潰れる。
けれど、雨宿りをする場所はない。歩き続けるしかない。

e0040591_0212939.jpg雨がいっそう強くなってきたところで、
ようやく点在する家々が見えてきた。
そのうちの一軒へたまらず駆け込む。
扉を叩くと、2人の男の子とお母さんが顔を出し、
わたしが何か言うより早く、「とにかく中へ」と
わたしを招き入れてくれた。

床は土がむきだしで、漆喰で固められた土壁は崩れかけている。
こう言っては何だが、それは日本の納屋に似ている。質素で小さな家だ。

お母さんがかまどに火をいれてくれる。
何を話していいか分からず、道中デジカメで撮った写真を見せると、
兄弟は、頬っぺたくっつけ合わせて、それに見入る。
2人の写真を撮って見せると、「僕がいる!」と大騒ぎだ。

e0040591_0203671.jpgいつも思うんだけど、
子どもたちはカメラを向けられたときではなく、
撮った写真を見せたその瞬間、
これ以上はないって笑顔で笑うんだ。
本当はその笑顔を写真に収めたいんだけど、
それは、写真には収まりきらないもの。

自分で行かなくちゃ見れないものがある。

「写真を送るから住所を教えて」と言うと、
お母さんが、「ここに住所はないのよ」と言う。
「あるのは、サンフェリペという、この土地の名前だけ」。

Los Nevados の村までは、あと40分ほどだという。
雨が小降りになったところで、お礼を言い家を後にする。
石組みの水路に沿って先を急ぐ。日が差してきて、揺れる雲の影を山におとす。

30分ほど歩いたところで道は直角に折れていて、その手前に家があり、
牛と馬、そして畑を耕すおじいさんが見えた。

e0040591_7262989.jpg挨拶して道を曲がると、連なる山と谷、
曲がりくねって続く赤土の道の向こうに、
赤茶の瓦屋根と白い壁の小さな家が寄り添うように並ぶ
Los Nevados の村が見え、
小さなその村を覆うように大きな虹が架かっていた。


振り返り、虹を指差すと、おじいさんは黙ってうなずいている。
足の痛いのも忘れ、村に向かって駆け出す。

e0040591_7273869.jpgLos Nevados の村に入る頃、
虹は雲に絡めとられるようにして消えていき、
代わりに顔を出した太陽が、家々の真っ白な壁を照らして、
村をまぶしく輝やかせていた。

上空を、白鳩が幾羽も飛んでいく。

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e0040591_7352588.jpg「トレッキングに行く」と言うと「山が好きなんだね」と言われる。
確かに、山は好きだ。

この景色を遠くから見ているだけで幸せだと、
初めのうちはそれで満足する。
しかし、数時間後には、登ってみたいと思い始めている。
いったいいつからこうなってしまったのか。
昔は海のほうが好きだったのに。

本当は歩くのなんて大嫌いだし疲れることも嫌い。
寒いところも苦手だし、体力だって人並み以下だ(人は見かけによらない)。
冷静さもない。根性もない。判断力もない。
要は、山に向かないタイプなのだ。それなのに。

山に行くたび、雨に降られたり、高山病に罹ったり、
日が落ちても目的地に辿り着かなかったりして、山は怖いと思い知らされ、
いったいどうしてこんなことしてるんだろうと自分の選択に腹が立ち、
もう二度と登るもんかと心に誓うのに、

e0040591_730119.jpg行く先で、こういうものを見てしまう。
そこまで行かなくちゃ見られないものを見てしまう。

その瞬間、しんどかったことは全部忘れて、
「やっぱり、山はいいなあ・・・」と思ってしまう。

そうしてまた、懲りずに山へ向かうんだ。
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by tomokoy77 | 2005-09-07 16:24 | Venezuala  

Los Nevados 1

e0040591_751191.jpgアンデスの山々の奥深くに位置するその村の家の多くは、
この200年、何ひとつ変わることなく建っているという。

Los Nevados 。
現在は、メリダから定期的にジープも出ているのだが、
テレフェリコで3つ目の駅 Loma Redonda (4045m)から、
ロバ、もしくは歩いていくこともできると聞いた。


そりゃあ、歩いていくっきゃない。
正午前、テレフェリコの駅を出発し、独り歩き出す。

まずは谷底に広がる湖を眺めながらの、登り坂。
久しぶりのトレッキングなのと、標高4000mを超えているせいで、
大した傾斜でもないのに、ずいぶんつらい。

e0040591_715810.jpg見たこともない植物があちこちに生えている。

思えば、独りで山を歩くのはこれが初めてだ。
これまでのトレッキングでは、
いつも誰かが一緒にいてくれた。

静かすぎて、3m先を飛ぶ虫の羽音が、
耳の中で鳴っているかのように聞こえる。


e0040591_7101088.jpg空が、青い。
青の中心に吸い込まれるようにして、
雲が走っていく。

30分ほど登ったところで、峠の頂上に出た。
その先にはいくつもの山が重なりあい、
蛇行してのびる深い谷をつくっている。


そこから先は、ひたすら下りだ。
峠の頂上から標高差-1500mを一気に下る。
ごろごろと小石の転がる道は歩きにくく、坂はひどく急で、膝と太腿が痛む。

下るほどに気温は上がり、
地を這うように生えていた高山植物は徐々に姿を消していき、
より背の高い植物が、それに取って代わる。

e0040591_7114838.jpg谷底まで下りきったところで川を渡り、
今度は山の斜面に沿って登り下りを繰り返す。

グアテマラの中古品市場で買って以来、
ここまでほとんど履き慣らさずにきてしまった
トレッキングシューズの中で、
さっきからずっと、指先がずきずきしている。


痛みに耐えかねてサンダルに履き替える。
見ると、指先にいくつもの水ぶくれができていた。

村はまだだろうか。
Los Nevados まで徒歩4時間ほどだと聞いている。
すでに3時間半以上歩いているが、行く先にはひとつの家も見当たらない。

ここが村までどれほどの距離にあるのか尋ねる人もないのに、
にび色の雲が空を覆い、ついに雨が降り出した。

<2へつづく>
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by tomokoy77 | 2005-09-07 11:57 | Venezuala  

メリダの世界一 その1

e0040591_6472265.jpgベネズエラ。メリダ。

標高1640mの涼しくて過ごしやすいこの町最大の見所は、
なんといっても、世界一の高さを誇る
テレフェリコ(ケーブルカー)だ。


e0040591_650593.jpg4つのケーブルカーを乗り継いで目指す頂上は、
標高4765m。

オレンジ色したメリダの町が遠くなる。
緑は少なくなり、むきだしの岩肌が目の前に迫ってくる。


e0040591_653613.jpg3つ目の駅に着くころ、ケーブルカーは雲の中に入る。

700m下の谷間を流れる滝や、暗褐色の湖が、
雲の切れ間から見え隠れする。

うっすらと雪の被る岩壁が見えてくれば、
頂上はもうすぐそこだ。


e0040591_6551528.jpg終点の Pico Espejo を降りると、そこは極寒。
みぞれのような雨が降っている。

山頂を待ちかねてはしゃいでいた人たちの多くは、
寒さに凍え、山頂を楽しむ余裕もなく、
すぐさま下りのケーブルカーに乗って降りていく。


晴れていれば、終点駅から、ベネズエラの最高峰、
ピコ・ボリバール(5007m)も望めるそうだ。
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by tomokoy77 | 2005-09-07 06:45 | Venezuala