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Rucu Pichincha 2

(Rucu Pichincha 1 の続き)

e0040591_7401846.jpg岩壁を転がり落ちていったリュックは、
K太郎のいる辺りで止まったようだった。
その下には急斜面が続いている。
先まで落ちていかなくてよかった。
あの場所なら、下りた後すぐに回収できるだろう。

次は自分が下っていく番だ。


岩壁を転がり落ちていったリュックの映像が頭の中でフラッシュバックする。
頭を振り、無駄な思考を停止させ、2本の手と2本の足だけに意識を集中する。

e0040591_7472560.jpgぬれた岩が、わたしの手を滑らせる。
岩壁に対峙。壁と、わたしと、ふたり。
ほかには誰もいない。

もう転落する映像は頭の中から消えた。
からっぽ。
想うのは、この壁のことだけ。
あとのことは、全部、忘れた。

何とか下まで降りきった。
と、西の方から雲が地を這うようにして迫ってきていた。
すぐさま、左手にあるもうひとつの岩に向かう。
こっちが、多分本当の頂上だ。

砂の斜面を登り、黒い岩の張り出した岩壁に取りつく。
さっき登った岩よりも斜度がゆるく、ずっと登りやすい。

と、下でK太郎が叫んだ。 「雨だよっ!」


頂上は、すぐそこに見えている。
あと5mほどか。もう手を伸ばせば届きそうなほどすぐそこにある。
岩に手をかけてさらに登ろうと上を向いた途端、・・・雨?いや、雪か?
顔に当たった白いそれは、地表ではねた。・・・雹(ひょう)だ。

e0040591_694674.jpgあっという間に、パチンコ屋ごとひっくり返したかと思う
ほどの大量の雹が降ってきた。
なお上に向かおうとするが、空からの雹、岩場を跳ねた雹が、全身に当たり、痛くて仕方がない。

頭上で、おおきな雷が鳴った。
頂上はそこだ。それが頂上だ。
分かっているのに・・・もう下りるしかない。

午後2時10分。K太郎に「下りて!」と叫び、自分も引き返す。
くるぶしまで埋まる砂地を転がるようにして駆け下りる。
深くえぐれた足跡に、雹が降り積もっていく。


e0040591_6163762.jpg崖沿いの道に出てもなお雹は降り続き、
直径1㎝近いものまで降ってくるようになった。
道が、ぬかるみ、すべる。
行きにはなかった川ができあがっている。
それを飛び越えて坂を登り、なお歩く。

・・・と道が消えた。


気づけば、腰ほども丈のある棘を持った高山植物に囲まれている。
地表は苔に覆われていて、足を踏み出すとふわっと沈む。
やばい。ここはどこだ?こんな場所は、記憶にない。


その時、斜面の下方で ドサドサッ と大きな音がした。
「K太郎!」
覗き込むと、植物に囲まれたくぼみに、K太郎がうつ伏せになって倒れていた。

・・・転落したのだ。
K太郎が声を発するまで、3秒か5秒か。体中から血の気が引いた。

「ちょっと待って、顔が痛い」とK太郎が言った。良かった。生きてる。
「足は?歩ける?」と聞く。もし足をくじいていたら。
この急斜面、道もなく雹まで降っている中、はたしてK太郎を担いで歩けるだろうか。

「足は大丈夫そう。でも口が痛い」と声がした。とにかく、下まで降りる。
見ると、K太郎は顔の何ヶ所かを擦りむいていた。
ウィンドブレーカーの肘部分も破れている。

「足は大丈夫?歩ける?歩けるなら、歩こう」と声をかける。
しかし、歩くといってもどっちへ?

e0040591_6135280.jpg辺り一面雲に覆われている。頭上で再び大きな雷鳴。
なおも雹は降り続いている。勢いを増して。
掌を刺してくる植物を押しのけながら、前へ進む。

しばらくすると、前方に道のようなものが見えた。
しかし、あそこまでどうやって行けばいいのだろう。
植物が深く、もう前へは進めない。上か?それとも下か?


「上に行こう。上に道があるような気がする」
山で道に迷ったら、上へ向かうのが原則だ。
第一、この斜面は急すぎて、下れそうもない。

植物の茎を束ねてつかみ、よじ登るようにして上へ上へと向かう。
すると岩壁の手前に、細い道があった。助かった。小走りになって山道を下る。

e0040591_812612.jpg午後3時。ようやくススキの山稜に出た。
雹は雪にかわり、粉雪になってやんだ。

ススキが風に揺れている。
遠くにロープウェーの駅が見える。
キトの街が、山に掬われるようにして寝そべっている。

鼻歌まじりで帰路につく。しまいには大声で歌う。無事でよかったと思った。
ロープウェーに乗って街へ戻る。Rucu Pichincha はもう見えない。

山頂から2000mも標高の低い街に着いた途端、急に息苦しくなった。
喉が痛い・・・ああそういえば、今朝風邪がぶり返したんだった。
山にいて、すっかり忘れていたけど。
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by tomokoy77 | 2005-09-29 14:04 | Ecuador  

Rucu Pichincha 1

e0040591_5393674.jpgこれから Rucu Pichinca (4700m) に登るというのに、
朝起きると喉が痛かった。痰がからむし、熱っぽい。
しまった。風邪がぶり返した。

日帰り登山のため、
標高4050m地点まではバスとロープウェイを使う。
が、宿を出てからバス停までのゆるい坂を上っている時点で、
すでに息苦しい。ぜいぜいと肩で呼吸しなければならない。

往復5~6時間、わずか650m上がりの登山だが、
標高2800mのキト市内でこんな状態では、とても無理だろう。
ロープウェイにだけ乗って、そのまま引き返してこようと決めて街を出た。

K太郎、ベルギー人のパティ、マレーシア人のペイ、そしてわたしの4人。
20代30代40代の女3人と一番若いK太郎で、午前9時過ぎロープウェイに乗る。

e0040591_5201948.jpgいつになく、快晴。
上空には、雲ひとつない。

世界最高峰の活火山であるコトパクシ(5897m)
の真っ白な頂が見える。
ほかにも3つ、雪をかぶったピークが。

ロープウェイの終点から展望台へと歩く。
草原のむこうに、Rucu Pichincha の尖った山頂が現れた。
黒い岩壁が、わずかに雪をかぶっている。

e0040591_5582257.jpgその姿を見たとたん、風邪のことなど忘れた。
あの山に、少しでも近づきたい。

午前9時55分。
展望台を囲む有刺鉄線の破れ目をくぐり、
ススキのような枯れ草に覆われた
山稜の一本道を歩き出す。


K太郎はあっという間に独り飛び出し、はるか前方を歩いていく。
さすが、若い。

e0040591_5584326.jpg上り坂とだらだら道が繰り返される。
心臓に圧迫感。呼吸が速い。
休まずに坂を登りきることができない。
水を飲み、チョコレートを食べる。

1時間ほど歩いたところで、道脇の草の根に
みぞれのような雪が点々と残っているのを見つけた。
・・・おかしい。

この登山に当たって、
以前チンボラソ登山のためのトレーニングとしてRucu Pichincha に何度も登っているMさんに詳しく話を聞いてきたが、雪はないと言っていた。
Mさんが最後にここを訪れたのは、わずか1週間前だ。 少し、いやな予感。

e0040591_66726.jpgとにかくここ数日、午後2時ごろから雨の降り出す日が続いている。何とかそれまでに登ってしまわなければ。

午前11時30分。Rucu Pichincha の岩肌が近づいてきたところで、雲が出てきた。
パティが引き返すと言い、独り山を下りていった。

午後12時すぎ。
山稜を抜け、Rucu Pichincha の山を回りこむ崖上の、細く曲がりくねった道に出る。
進むほどに道は細くなり、目にする雪の量が増えてきた。
上空の雲はどんどん広がり、ペイも山を下りていった。

午後1時前。広い砂の斜面に出る。
道らしい道を見失ったが、足跡をたどってじぐざぐに登っていく。

e0040591_60448.jpg脳内を、大量のアドレナリンが行き来する。
クライマーズ・ハイ。山 ハイ。
苦しいをとおり越して、すでに気持ちいい。
笑い出しそうなほど、ハイだ。

手を広げて山頂を抱きしめたい、と想う。
少しでも早く触れたいんだ、と願う。
頂をうっとりと見つめる。もう、ほとんど恋だ。

見上げると、左に円錐状の右に立方体の岩壁が、少し離れて並んでいた。
どっちが頂上だ?

e0040591_7264990.jpgと、ひとりの白人男性が斜面を下ってきた。

駆け寄って、「どっちが頂上ですか?」と聞くと、
「頂上はもっと先だ」と言う。
たぶん、この奥の Guagua Pichincha(4794m)
のことを言っているのだろう。

結局山頂がどこだかわからないまま、斜面の頂上まで来てしまった。
見上げると、立方体の岩壁の方がわずかに高いように見えた。
とりあえずこれに登ってみることにしてとりつきを探すが、
岩の前面は大きくハングしていて、登れそうもない。
右方向に回り込み、急ではあるがなんとか登れそうな壁を見つける。

e0040591_7425030.jpg雲は、色を濃くしながら厚くなっていく。

急がなければ。岩にとりつき、独り登っていく。
徐々に斜度が増す。
岩はぬれていて、素手でつかむと冷たい。
その上、ところどころに苔が生えていて、
手をかけた瞬間右手がすべり、心臓が縮む。
ロープもない。岩壁など登ったこともない。

最後の3mはほとんど垂直に近いように見えた。
登ったはいいが、はたしてここから下りられるだろうか・・・一瞬そう思ったが、
目の前にある山頂を諦めることはできず、腕に力を込めて体を引っ張り上げる。

午後1時20分。岩の頂上に出た。
縦幅1mほどの頂上の向こう側は、目がくらむような急斜面で、
細長い山稜が続き、その先に Guagua Pichincha の山頂が見えた。
雲が足元に吹き上げてくる。下り口を探そうと周囲を見渡す。
と、左に見える円錐状の岩壁のほうが、今いる場所よりわずかに高いことに気づいた。

・・・くそう。頂上を間違えた。登り直しだ。

e0040591_62955.jpgその前に、まずここからどう下りるか。
登ってきた場所からは、とても下りられそうにない。
岩壁の前面から下りるしかないが、
それにしたってずいぶん急だ。

目を凝らしてルートを探す。なんとか・・・なるか?

リュックが邪魔だ。
かといって置いていくわけにもいかず、
とりあえず2mほど下にある小さなスペースに手を伸ばして、そうっとリュックを落とす。
が、それは岩壁に当たって跳ね、どんどん速度を増して岩肌を転がり落ちていった。

・・・やばい!
あの中にはジャケットや雨具が入っている。

数秒後、はるか下方で ドスン! と大きな音がした。
「何っ!?」とK太郎の叫ぶ声が聞こえた。     

                 → Rucu Pichincha 2 へ続く
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by tomokoy77 | 2005-09-29 11:57 | Ecuador  

まわし絵

e0040591_5195943.jpgキトで、久しぶりに”まわし絵”をやった。

人数分の紙を用意して、せーので好きなものを描き、
ある程度描けたところで次の人にその絵をまわす。
受け取った人は、その紙の上に絵を描き加え、
また次の人にまわすというもの。
それを繰り返すことで、人数分の合作が出来上がる。
なかなかに楽しい。おすすめの遊び。

深くもぐる。
深く深くもぐったところでそれを摑まえ、浮上して紙にのせる。
それがなにであるか、自分でも分からない。絵となるまでは分からない。
描いているというより、摑まえたそれが、自ら紙の上に姿を現す感じ。

深く深くもぐる。
周りの音が遠くなる。目の前のものの輪郭がにじむ。
紙の中に入っていく。摑まえたそれと一緒に。
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by tomokoy77 | 2005-09-28 05:18 | Ecuador  

世界の中心

e0040591_8255937.jpgここはエクアドルのキト郊外にある赤道博物館。
世界の中心、赤道をまたいだ。

世界の中心で、愛を叫んできた。
赤道の中心で、反復横とびもした。
北半球、南半球、北半球、南半球・・・。


e0040591_8334992.jpg赤道の上では、釘の頭の上に生卵が立つ。
赤道の上では、シンクの中の水が、
回転することなく垂直に落ちる。

そんな実験を見せ、英語で説明してくれるけど、
わたし、物理がさっぱりなんで・・・。
なんでそういうことになるのか、未だよく分からず。
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by tomokoy77 | 2005-09-26 13:59 | Ecuador  

革命家の死

e0040591_6362817.jpg
笠置さんが亡くなった。

メキシコ、サンクリストバル・デ・ラス・カサスの日本人宿
”カサ・カサ”のオーナーだった笠置さんが。


わずか2ヵ月半前、一緒に七夕を祝ったばかりなのに。
笠置さんは短冊に 『世界の暴虐者を追放せよ』 と書いていた。

笠置さんが亡くなった。数週間前体調を崩して入院し、9月12日急死した。
思えばわたしがカサ・カサに泊まっていたころから、「体調が優れない」と言っていた。
笠置さんはそのころほとんど食べていなかった。

「笠置さん。病院に行ったほうがいいですよ。それに・・・お酒飲みすぎですよ」と言うと、
「うーん。酒は必要だなあ。それに、僕はこれは糖尿病じゃないかと思うんですよ」と言った。

今になって思う。彼を、無理やりにでも病院に連れて行くべきだったのかも知れない。
けれど、そんなこと笠置さんは望まなかっただろうし、彼に何かを無理強いすることは容易じゃない。

e0040591_6222212.jpg笠置さんが亡くなった。彼のことを、「革命なんて言ってるけど、ただのアル中のじいさんだよ」と言う人もいた。

たしかに笠置さんは四六時中飲んでいた。
酔っ払っていないと生きていけないみたいに見えた。
酒好きの旅行者が来ると、とても嬉しそうだった。

笠置さんが亡くなった。
何かというと「そんなもんはクソですよ」と言って議論を結論付け、
「ぼくみたいな人間はクソですよ」ともよく言っていた。

理解しがたい言動もたまにあった。
けれど、すでに豊かな日本が完成しつつあった70年代に生まれたわたしの頭を
がつんと横殴りするようなことも、時折言ってくれた。

   ”おい、目を覚ませよ。ぬるま湯に浸かってんじゃないよ”
   ”お前はラクをするために生きてんのか?もっとよく考えろよ”

そんな風に言われているように感じることが、たびたびあった。

e0040591_6212438.jpg笠置さんが亡くなった。
サンクリストバルの市民墓地に埋葬された。

笠置さんの愛犬タカスギはどうなっただろう。
タカは笠置さんなしでも生きていけるだろうか。
人の手を離れて、ちゃんと食べていけるだろうか。

ちゃんと考えること。
「こんな国をつくるために、俺たちは60年代を戦って過ごしたわけじゃないよ」って言われないように、ちゃんと考えること。頭と体を使って。

e0040591_6501568.jpg諦めないこと。流されないこと。ちゃんと生きること。

ちゃんと生ききってちゃんと死にきったあとに飲む酒は、きっと旨い。
笠置さんは今頃、世界を動かした革命家たちと車座になって討論しながら、誰よりも旨い酒を飲んでいるだろうと思う。

カサ・カサHPへ  
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by tomokoy77 | 2005-09-22 15:18 | Ecuador  

パティの旅

e0040591_820112.jpg
パティはベルギー人の女の子。
女の子と呼ぶには、ちょっと無理があるかもしれない。
わたしよりひとまわりも年上だから。

パティはもう11年間も旅を続けている。


あるとき、「パティは何歳なの?」と聞くと、「16歳以上なのは確かよ」と彼女は答えた。
「そりゃあそうでしょう。もう11年も旅をしているんだから」とわたしが言うと、
「そう。でも、わたし16歳の誕生日のことをとてもよく覚えているの。すごくいい誕生日だったから。あとの誕生日は忘れたわ。だから、16歳以上であるってことだけが確かなのよ」
パティは笑ってそう言った。

明日、9月20日はパティの記念日だ。11年前のこの日、パティはベルギーを発った。
これまでやむをえない理由で3度帰国しているが、あとはずっと旅の中。

付き合っていたイラン人にすべての持ち物を盗まれたり、ちょっとここには書けないようなトラブルに巻き込まれたり(日本に入国しようとして入国できなかった)、つい先日もベネズエラでナイフ強盗に遭ったばかり。

それでもパティは旅を続けている。ヨーロッパに半年、アジアに6年、アフリカに3年、
ニュージーランドに1年、そして南米へ来て半年が経つ。

11年前、パティが1年間の旅に出たいと言ったとき、
彼女の父親は、「とんでもない。3ヶ月で帰ってきなさい」と言った。

パティは言う。
「明日パパに電話しようかしら。だってわたしの12年目の旅が始まるんだもの。
そして言うわ。”パパ、あれから11年経つけど、わたしまだまだ見たいものがたくさんある。
旅ができて幸せ。11年の旅は3ヶ月の旅よりずっと良かったって思ってる”って。」

翌日、わたしたちは世界一おいしいコロンビアコーヒーとチョコレートブラウニーで、
パティの12年目の旅の始まりを祝った。

(冒頭の写真はパティではありません。あしからず)
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by tomokoy77 | 2005-09-19 16:45 | Colombia  

塩の教会

e0040591_8392121.jpgコロンビアの首都ボゴタの中心地からバスで1時間も走ると、
あたりはのどかな景色に変わる。

広い広い牧場に、古い小さな家。背には緑の山が続く。
ここはどこだろう?東欧の田舎町のよう。
さっきまで見えていたボゴタのビル群が嘘みたい。


e0040591_8393192.jpg今日の目的地はボゴタから北へ約40㎞。
かつて岩塩鉱山で栄えたシパキラの町。
この町には、塩でできた教会があるという。

トンネルのような入口を通っていく。
黒と灰白色の壁はすべて岩塩。
硫黄のような臭いがあたりにたちこめている。
暗いトンネルはひんやりと涼しく、どこまでも続く。


e0040591_8401413.jpgこの教会は広さ 8000 k㎡ もあるというが、
それがどんなもんなのか、分からない。
’東京ドーム何個分’とかって言ってもらえれば、
少しはイメージできそうなんだけどな。

どんどん進んでいくと、左右に伸びる横穴がある。
横穴といっても巨大で、奥まで光が届かない。


e0040591_8414067.jpgいくつもの十字架が切り出されている。

教会の最深部へすすむ。
青いドームの先に、礼拝堂が。
そこには巨大な十字架がかかっている。
これらすべてが岩塩でできている。


e0040591_8403455.jpg岩塩はとても硬く、爪で強く引っ掻いても傷すらつかない。
その岩塩を少しずつ削り、巨大な洞窟を掘って、
それを教会にまで作り上げた人の時間の長さを思うと、
ちょっと気が遠のく。

どこかから、賛美歌が聴こえてきた。
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by tomokoy77 | 2005-09-17 14:42 | Colombia  

寒空に春の花

e0040591_8343745.jpgここは富士山の七合目とおんなじくらいの標高にあってさ、
ずいぶん涼しくて、ちょっと肌寒いくらいで、
水道水なんて冷蔵庫に入ってたみたいにピリピリと冷たいし、
犬はみんなフワフワの毛長種で、
森には針葉樹がザンザンはえているようなところなのに、
緑の芝生に、黄色い花びらを広げたタンポポが、
あったかそうな顔して揺れている。
そんな不思議な場所なんだ。
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by tomokoy77 | 2005-09-17 13:34 | Colombia  

ボテロ美術館

e0040591_4564740.jpgフランシスコ・ボテロがコロンビア人だと、
ここに来るまで知らなかった。

彼の個展は日本でも開かれたことがある。
その絵は、一度見たら忘れない。
とにかく、みんな太っているからだ・・・。


e0040591_4563189.jpgダヴィンチのモナ・リザも、
ヴァン・ゴッホの向日葵も、
ボテロの手にかかれば、太ってしまう。
ギャグみたいにも見えるけど、
同時になんかほのぼのとした気持ちにもなるのは、
最近わたしが太ってきたから?
・・・う、まさかな。


e0040591_4573737.jpgボゴタにあるこのボテロ寄贈美術館には、
ほかにもシャガールやピカソなど、
驚くようなコレクションが並んでいる。
そして、美術館の隣のカフェの
コーヒーは、しびれるくらい美味しい。
寒い日の美味しいコーヒーは最高。
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by tomokoy77 | 2005-09-16 11:52 | Colombia  

笑って喋る

e0040591_5221100.jpgボゴタの子どもはよく笑う。

カメラを取り出すと集まってきて、
「撮って、撮って!」と大騒ぎ。
収拾がつかなくなっちゃうくらい。


e0040591_523437.jpgボゴタの子どもはよく喋る。

相手が外国人だって、尻込みしない。
「どこから来たの?」
「何してるの?」って、質問攻め。


e0040591_524723.jpg子どもがよく笑う国は、いい国だ。

子どもがよく喋る国は、いい国だ。

たくさん笑ってたくさん喋る。
そういう子どもが大人になって、
たくさん笑って喋る子どもを育てるよ。
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by tomokoy77 | 2005-09-16 09:01 | Colombia