アルゼンチンサッカーリーグのスーペルクラシコ、ボカ対リーベルの試合を見に行った。どちらもブエノスアイレス市内にホームを持つ人気チームだ。
当然ながら、前売りチケットは買えなかった。ダフ屋に賭けて、ボカのホームスタジアムであるボンボネーラに向かう。
スタジアム前どころか、ボカ地区へ向かうバスの中でも、信号待ちで隣り合わせた車の中でも、両チームのサポーターTシャツを着ている人をたくさん見かけた。
スタジアム前は、殺気だったサポーターと警官であふれていた。
ダフ屋からボカ側ゴール裏のチケットを約2500円で買う。前売り券は200円くらいだから10倍以上。それでも覚悟していたよりだいぶ安くすみ、よろこんでゲートに向かった。・・・しかし、ここで問題発生。
入り口の自動改札で、わたしたちの買ったチケットだけ中に詰まったまま出てこない。やられた。ニセモノだ。
係員に訴えたが聞いてもらず、追い払われてしまった。何とか入場する手はないか。と、少しでも早く入場するため、客の多くが自動改札を飛び越えて雪崩のように入場していくゲートがあった。
もう、この集団に混じって強行突入するしかない。覚悟を決めて、もみくちゃにされながらもなんとか自走改札を乗り越え入場を果たす。ちょっと心が痛んだけど。
会場内はすでに大盛り上がりだった。それにしても、明らかに定員オーバーだ。
試合は荒れに荒れた。
前半、ボカにレッドカードが2枚。しかもそのうち1枚はアルゼンチン代表も務めるゴールキーパーに出され、ボカはキーパー交代の上9人となり、リーベルに1点入れられ、これでホームでの勝ちは絶望的かと思われた。
しかし後半、リーベルにもレッド1枚、そしてボカがPKを獲得してこれを決め、1-1の同点で試合終了。
さすがスーペルクラシコ!見ごたえが違う。