彼女の一生
オリャンタイタンボの町へ向かう途中出会った彼女は、
不思議な帽子を被っていた。
フェルトでできた赤い帽子は鉢のような形をしていて、
いくつもの安全ピンが刺さっている。
聞くと、この安全ピンは独身の印なのだという。
いかにもインディヘナの顔。
浅黒い肌に少しつりあがった目と高い鼻。
歳はいくつだろう。独身というから、まだ10代の初めだろうか。
これから彼女は結婚して、たくさん子どもを生むのだろう。
山の奥の段々畑で働いて、鶏の世話をしながら子どもを育て、
生まれた山の中で一生を終えるんだろう。
わたしの毎日とあまりに違うその人生を思ったら、ちょっと眩暈がした。
不思議な帽子を被っていた。
フェルトでできた赤い帽子は鉢のような形をしていて、
いくつもの安全ピンが刺さっている。
聞くと、この安全ピンは独身の印なのだという。
いかにもインディヘナの顔。
浅黒い肌に少しつりあがった目と高い鼻。
歳はいくつだろう。独身というから、まだ10代の初めだろうか。
これから彼女は結婚して、たくさん子どもを生むのだろう。
山の奥の段々畑で働いて、鶏の世話をしながら子どもを育て、
生まれた山の中で一生を終えるんだろう。
わたしの毎日とあまりに違うその人生を思ったら、ちょっと眩暈がした。
by tomokoy77 | 2005-10-27 07:43 | Peru