砂漠とビーチリゾート
スワコプムンドはナミビア第二の都市だ。とはいえ、町の中心に高い建物は殆どない。よく言えば静かな町だし、悪く言えば、ここも首都と同様に活気のないところだ。
ナミビアは元ドイツ領。町中では今もドイツ語の看板を見かけるし、スーパーマーケットのソーセージコーナーはやたらと充実している。協会や家もどことなくドイツ風でかわいらしい。
けれど、街を歩いていて妙な違和感を感じることがある。どうにも落ち着かないのだ。何もかも整然としすぎているからだろうか。生活のにおいがしない。
町の中心から東へ10分も歩くと、そこには鉄道駅があり、そのむこうはスラムだ。
南へ15分も行けば、道は途絶え、見渡す限りの砂漠が広がっている。
西へ10分も行けば、そこは大西洋だ。
北に何があるのかは知らない。
ビーチ沿いにはリゾート地らしく美しいコテージが並んでいるが、海は荒れ風が強く、とても泳げそうにない。
桟橋の先の見晴台へ行ってみると、テトラポットの上にアザラシがいた。と、アザラシたちは海に入り漁を始めた。カモメが水面に集まり、あぶれた魚を狙っている。
すぐ目の前のビーチリゾートとあまりに不釣合いな光景だった。まるで、この町の建物とここに住む人たちが奇妙にずれて見えるように。
ナミビアは元ドイツ領。町中では今もドイツ語の看板を見かけるし、スーパーマーケットのソーセージコーナーはやたらと充実している。協会や家もどことなくドイツ風でかわいらしい。
けれど、街を歩いていて妙な違和感を感じることがある。どうにも落ち着かないのだ。何もかも整然としすぎているからだろうか。生活のにおいがしない。
町の中心から東へ10分も歩くと、そこには鉄道駅があり、そのむこうはスラムだ。
南へ15分も行けば、道は途絶え、見渡す限りの砂漠が広がっている。
西へ10分も行けば、そこは大西洋だ。
北に何があるのかは知らない。
ビーチ沿いにはリゾート地らしく美しいコテージが並んでいるが、海は荒れ風が強く、とても泳げそうにない。
桟橋の先の見晴台へ行ってみると、テトラポットの上にアザラシがいた。と、アザラシたちは海に入り漁を始めた。カモメが水面に集まり、あぶれた魚を狙っている。
すぐ目の前のビーチリゾートとあまりに不釣合いな光景だった。まるで、この町の建物とここに住む人たちが奇妙にずれて見えるように。
by tomokoy77 | 2006-05-13 17:36 | Namibia