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注射

ベネズエラの San Antonio del Tachira から、
コロンビアの Cucuta へ抜ける国境でのこと。

どうでもいいけど、この国境は面倒臭い。国境ではなく市内にイミグレがあるので、
わざわざそこへ出国スタンプをもらいに行かなくちゃいけない。

それにベネズエラの出国税 29,500 Bolivares (約13ドル)は高すぎるし、
これはコロンビアに陸路出国する場合のみ必要で、
ブラジルへ抜ける場合は不要だというのも納得がいかない。

そしてその後国境で、更に面倒臭く、且つ納得のいかないことが起こった。

ようやく両国の出入国手続きを終え、コロンビアに入り、
国境からバスターミナルへ向かう市バスに乗ったところ、
白衣のようなものを来たお姉ちゃんがバスに乗り込んできて、
わたしたちに「バスから降りるように」と言う。

「ポルケ?」と聞き返すが、
スペイン語によるお姉ちゃんの説明、全く聞き取れず。
バス内の乗客が、身振り手振りで説明してくれようとする。
Tシャツの袖をまくり、上腕に右手を当て・・・。

ちょっと待ってください。
そのジェスチャーはどう見ても "注射"に見えるんですが。

注射_e0040591_4391778.jpg・・・本当に注射だった。

「黄熱病か?それならもう打った!」
「黄熱病じゃない。
これは、○■△※∞★×♀・・・」


「は!?何の注射!?嫌だよう。注射は嫌いなんだよう(泣)」

散々ごねたが、無駄だった。
この国境を越えたければ、打たなくちゃならないと言う。
泣く泣く注射を打たれ、証明書のようなものをもらい、
ようやくバスに乗せてもらうことができた。

その後K太郎が辞書で調べてくれたところによると、
これは Sarampion(麻疹)と Rubeola(風疹)の予防接種だった。

・・・どっちももう子どものころ予防接種しましたが。

針はちゃんと新しいのを使っていたけど、
なんの問診も無く女性に風疹の予防接種をするなんていけてない
(妊娠中の女性が風疹ウィルスに感染すると、
胎児に奇形の生じるリスクが非常に高くなる)と、看護師的懸念が頭をよぎる。

ベネズエラで麻疹と風疹が流行ってるんかね?
それとも、あの注射、本当は何かもっと別の・・・。

by tomokoy77 | 2005-09-14 16:39 | Colombia  

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